2008-10-14

米澤明憲先生の受賞記念パーティ

私のお師匠さんのひとり、米澤明憲先生の受賞記念パーティ。大学を転々とした私のお師匠さんの中でも切れ味はピカイチの先生。コンピューターサイエンスのしかもオブジェクト指向という狭い領域ではあるものの、世界最高レベルの研究者として認められたのは喜ばしい限り。

そう言えば、私が米澤研究室に行きたいと思ったのは、修士課程のときに、先生が書かれた Actor に関する論文を読んだのがきっかけでした。その論文を読んだ場所は今でもはっきりと覚えていますね。山梨大学の計算機科学科の5階にあった会議室の入り口から入って左奥角あたり。雑誌棚に置いてあった『情報処理』という学会誌をパラパラめくっていて、米澤先生の顔写真付きの解説記事でした。

その後、先生と泊まりがけのセミナーで一度ご一緒して、「うん、やっぱりいいな〜」と思い、一旦ソフトハウスに就職して、翻訳ソフトの開発をしてから、大学に戻ろうと思って米澤研究室に押しかけたのでした。その後も翻訳ソフトの研究を続けたので、結局、オブジェクト指向に関する研究を先生と一緒にしたことはなし。「オブジェクト指向」がきっかけで先生とのリンクが張られたのですが、結局リンクが強くなることはなく、単に結ばれて、忘れた頃にお目にかかるだけで、今日に至っているというわけです。

奥様が著名人とのことで、小説家やノンフィクションライター、テレビでお顔を拝見したことのある新聞社の方々、コンビニや証券会社の社長さんと、多士済々の顔ぶれ。私が今までに参加したパーティの中では一番著名人が多かったかな〜。

せっかくのチャンスなので、何人かの方にお話を伺ってみました。新聞社の方は「投票日は11月30日」でしょうと宣っておいででした。何か、公にできない情報源があるような雰囲気。

ノンフィクションライターの方は「出版で生きていくのは大変」と。翻訳で生きていくのが大変なのと同様なようです。

学者の方々は、地味だな〜。まあ、そういう方々の間にいる方が、私もリラックスできることは確かなのですが。なんと言っても、女性が少ないのがいけませんね。大学関係者で、女性の人は一人か二人ぐらいしかいらっしゃらなかったのではないでしょうか。コンピューターサイエンスならば、女性ができることはたくさんあると思うのですけど、やっぱりオタクのイメージなのでしょうか。

男ばっかりだと、どうしても思考&志向&指向&嗜好(ついでに施行や施工もかな)が似てくるので、ますますオタクっぽくなってしまって、ますます女性が入り込めなくなるということなのでしょうか。

私が結構好きな、しょこたん(歌はイマイチだと思いますが)のようなオタクがもっと増えてくれるよかったりするのかな〜。